LPのファーストビューの作り方|成果につながるデザイン7つのポイント
LP(ランディングページ)を制作するとき、特に重要になるのが「ファーストビュー」です。
ファーストビューとは、ユーザーがページを開いたときにスクロールせずに見える最初の画面のことです。
ユーザーはファーストビューを見て、
「何の商品なのか」
「自分に関係があるのか」
「続きを見たいか」
を短時間で判断します。
そのため、どれだけLPの下部を作り込んでも、最初の画面で興味を持ってもらえなければ、その内容まで見てもらえない可能性があります。
一方で、ファーストビューに情報を詰め込みすぎるのも逆効果です。
重要なのは、伝えたい情報に優先順位をつけて「一瞬で内容が理解できる状態」を作ること。
この記事では、LP制作で押さえておきたいファーストビューのデザインについて、7つのポイントに分けて解説します。
LPのファーストビューとは?
ファーストビューとは、WEBページを開いたときにスクロールせずに表示される範囲を指します。
LPではページ上部に、
・キャッチコピー
・商品やサービスの画像
・メリット
・CTAボタン
・実績や権威性を示す情報
などを配置することが一般的です。
ただし、これらをすべて配置すれば良いわけではありません。
ファーストビューの役割は「商品についてすべて説明すること」ではなく、ユーザーに興味を持ってもらい、その先を読んでもらうことです。
たとえば新しい家電のLPなら、細かいスペックを大量に並べるより、
「何ができる商品なのか」
が大きな商品画像と短いコピーで伝わるほうが効果的です。
ファーストビューは、LP全体の「表紙」のような役割だと考えると分かりやすいでしょう。

1. 何の商品・サービスなのか一瞬で伝える
ファーストビューで最も重要なのは、「何のページなのか」がすぐに分かることです。
デザインをおしゃれにすることを意識しすぎて、商品やサービスの内容が分かりにくくなってしまうケースがあります。
たとえばスチーマーを販売するLPなのに、
「毎日の暮らしを、もっと自由に。」
というキャッチコピーと人物写真だけでは、何を販売しているページなのか分かりません。
ブランド広告なら、このような表現が成立する場合もあります。
しかし、広告や検索結果から直接アクセスするLPでは、ユーザーがそのブランドを知らないケースも多いため、具体性が重要です。
商品画像を大きく表示したり、
「約25秒で立ち上がる衣類スチーマー」
など、商品内容が分かるコピーを組み合わせたりすることで理解しやすくなります。
ファーストビューを見た瞬間に、
「これは衣類スチーマーのページだ」
と理解できることが第一歩です。

2. キャッチコピーに優先順位をつける
ファーストビューではキャッチコピーも重要です。
しかし、よくある失敗が「全部を目立たせる」ことです。
商品のメリット、価格、キャンペーン、送料無料、ランキング、実績など、伝えたい情報が増えるほど文字も増えていきます。
そして、
キャッチコピーも大きい。
価格も大きい。
割引率も大きい。
実績も大きい。
という状態になると、結局どこを見ればいいのか分からなくなります。
情報には優先順位をつけましょう。
基本的には、
メインコピー
↓
商品・サービス
↓
補足情報
↓
CTA
という順番で視線を誘導します。
文字サイズ、太さ、色、余白などを使って情報の強弱を作ることが重要です。
特にメインコピーは、ユーザーに最初に読んでほしい内容なので、周囲に十分な余白を取ると視認性が高くなります。

3. 商品画像・メインビジュアルを大きく見せる
商品販売LPでは、ファーストビューの商品画像がページ全体の印象を大きく左右します。
せっかく魅力的な商品でも、画像が小さいと存在感がなくなります。
特にスマートフォンでは、PCより画面幅が狭いため注意が必要です。
PC版で商品を左右どちらかに配置するデザインでも、スマートフォンでは商品画像を中央に大きく配置するなど、レイアウトを変更したほうが効果的な場合があります。
また、商品単体を見せるだけでなく、使用シーンをメインビジュアルにする方法もあります。
商品のデザイン自体が魅力なら商品単体。
使ったときの変化が重要なら使用シーン。
サービスなら人物や利用イメージ。
このように、商品・サービスによって適したメインビジュアルは変わります。
「何を一番見せれば魅力が伝わるか」を考えて画像を選びましょう。

4. 視線の流れを意識してレイアウトする
ファーストビューは、要素をきれいに配置するだけではなく「どの順番で見てもらうか」を考えることも重要です。
たとえば、
キャッチコピー
↓
商品画像
↓
商品のメリット
↓
CTA
という順番で見てほしいなら、その流れが自然に生まれるように配置します。
人物写真を使用する場合は、人物の視線を利用する方法もあります。
人物が商品やキャッチコピーを見る方向に顔を向けていると、ユーザーの視線もその方向へ誘導されやすくなります。
矢印やラインなどを使わなくても、
商品の向き
人物の視線
余白
文字サイズ
コントラスト
などによって視線をコントロールできます。
完成したファーストビューを見たときに、
「最初にどこを見るか」
「次にどこを見るか」
を確認してみましょう。

5. CTAは分かりやすい場所に配置する
CTAとは「Call To Action」の略で、ユーザーに行動を促すボタンやリンクを指します。
たとえば、
「購入する」
「お問い合わせ」
「資料請求」
「無料で相談する」
などです。
商品販売LPでは、ファーストビューにCTAを配置するケースが多くあります。
すでに商品を知っているユーザーなら、詳しい説明を読まずに購入したい場合があるためです。
一方、初めて見るサービスや高額商品では、ファーストビューでいきなり申し込みを求めてもクリックされにくい場合があります。
その場合は、
「詳しく見る」
「サービス内容を見る」
など、心理的なハードルが低い導線を設ける方法もあります。
重要なのはCTAを目立たせることだけではありません。
「押したら何が起こるのか」が分かる文言にすることも大切です。

6. ファーストビューに情報を詰め込みすぎない
LP制作では、クライアントから、
「送料無料も入れたい」
「実績も入れたい」
「ランキングも入れたい」
「キャンペーンも目立たせたい」
と情報が増えていくことがあります。
しかし、情報を追加するほど伝わりやすくなるとは限りません。
むしろ情報が多すぎると、重要なメッセージが埋もれてしまいます。
ファーストビューで伝える内容は、
「これは何か」
「どんなメリットがあるか」
「次に何をすればいいか」
を中心に考えると整理しやすくなります。
細かいスペックや商品の特徴、口コミ、FAQなどは、その下で説明できます。
ファーストビューだけですべてを説明しようとしないことがポイントです。
余白もデザインの一部です。
情報を削ることで、残った情報をより強く見せることができます。

7. スマホ版はPC版を縮小するだけにしない
LP制作で特に注意したいのがスマートフォンです。
PC版のファーストビューをそのまま縮小すると、
商品が小さい
文字が読みにくい
CTAが押しにくい
余白のバランスがおかしい
といった問題が起こります。
PCでは、
左にコピー
右に商品
という横並びのレイアウトが使いやすいですが、スマートフォンでは横幅がありません。
そこで、
キャッチコピー
↓
商品画像
↓
補足説明
↓
CTA
という縦方向のレイアウトに変更します。
場合によってはPC用とスマートフォン用でメインビジュアルそのものを変更しても構いません。
レスポンシブデザインとは、単純に画面を縮小することではありません。
ユーザーが使用する画面に合わせて、情報の見せ方を最適化することが重要です。

ファーストビューの高さはどれくらいがいい?
ファーストビューを作るとき、「何pxにすればいいのか?」と迷うことがあります。
しかし、すべてのLPに共通する絶対的な高さはありません。
ユーザーの画面サイズやブラウザ、端末によって表示範囲が変わるからです。
重要なのは特定の高さに合わせることよりも、主要な情報が最初の画面で認識できることです。
特に、
キャッチコピー
商品・サービス
主要なメリット
は、スクロールする前にある程度分かる状態が理想です。
CTAについては商品の性質によって判断します。
また、画面いっぱいに大きなメインビジュアルを見せるデザインでは、あえて次のセクションを見せない方法もあります。
逆に、画面下に次のセクションを少し見せることで、
「下にもコンテンツがある」
と伝え、スクロールを促す方法もあります。
高さそのものより、「最初の画面で何を見せるか」を考えましょう。

業種によってファーストビューの見せ方を変える
すべてのLPを同じ構成にする必要はありません。
販売する商品やサービスによって、ユーザーが知りたい情報が違うからです。
商品販売LP
商品画像を大きく見せ、商品の特徴やメリットを短いコピーで伝えます。
価格やキャンペーンが購入の決め手になる商品なら、ファーストビューに価格情報を掲載するのも有効です。
美容・健康系LP
商品の写真だけでなく、使用シーンや人物写真を使うことで「使用後のイメージ」を伝えやすくなります。
清潔感や安心感も重要です。
BtoBサービス
商品の見た目より、
「何を解決できるサービスなのか」
を明確に伝えることが重要です。
サービス画面、導入企業、実績などを組み合わせる方法があります。
店舗・施設
店内写真や人物写真を大きく使用し、雰囲気が伝わるファーストビューが効果的です。
店舗の場合は、
予約
問い合わせ
アクセス
などへの導線も重要になります。

良いファーストビューは「3秒で説明できる」
完成したファーストビューを確認するときにおすすめなのが、
「このページは何のページ?」
と第三者に見てもらう方法です。
数秒見ただけで、
「衣類スチーマーを販売しているページ」
「フィットネスジムの入会ページ」
「法人向けの予約管理サービス」
などと答えられれば、基本的な情報は伝わっています。
逆に、
「何かおしゃれなサービス?」
「美容系?」
「よく分からない」
となる場合は、デザインを見直したほうがよいかもしれません。
ファーストビューは作品として眺めてもらうものではありません。
ユーザーは広告や検索結果、SNSなどからアクセスし、短時間で「見る・見ない」を判断します。
そのため「かっこいいか」だけではなく、「伝わるか」という視点で確認することが大切です。

ファーストビュー制作時のチェックポイント
最後に、LPのファーストビューを完成させたときは、次のポイントを確認してみましょう。
・何の商品・サービスなのか分かるか
・メインコピーが最初に目に入るか
・商品やメインビジュアルが十分大きいか
・文字に優先順位があるか
・情報を詰め込みすぎていないか
・CTAの場所が分かるか
・スマートフォンでも見やすいか
・次のコンテンツを見たくなるか
PhotoshopやFigmaなどの制作画面だけで確認するのではなく、実際のブラウザやスマートフォンでも確認することが重要です。
特にスマートフォンでは、実機で見ると「思ったより商品が小さい」「コピーが長すぎる」と気付くことがあります。

まとめ|ファーストビューは「一瞬で伝わる」を意識する
LPのファーストビューは、単純にかっこいいデザインを作ればいいわけではありません。
重要なのは、
「誰に」
「何を」
「どんなメリットとして伝えるか」
を整理し、それを一瞬で理解できる形にすることです。
特に意識したいのが、
・何の商品・サービスなのか明確にする
・キャッチコピーに優先順位をつける
・商品画像を大きく見せる
・視線の流れを考える
・CTAを分かりやすくする
・情報を詰め込みすぎない
・スマホ版を最適化する
という7つのポイントです。
ファーストビューですべてを説明する必要はありません。
まず興味を持ってもらい、
「もう少し見てみよう」
と思ってもらうことが大切です。
デザインを完成させたら、細かな装飾を見る前に、
「3秒見て何のページか分かるか?」
を確認してみてください。
それだけでも、LPのファーストビューはかなり改善しやすくなります。
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