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北京烤鴨(北京ダック)とは?
今回は 北京烤鴨(北京ダック) について語ります。
北京烤鴨 (発音はベイジン・カオヤー)は北京あたりで提供されていた、古くからある宮廷料理です。
羽毛、内臓、足ヒレ、手羽先を取り除いて血抜きしたアヒルをフックでぶら下げて釜で焼いたものです。焼く前に皮に水あめを薄く塗るので茶色いツヤのあるパリッとした食感に仕上がります。肉を食べるというよりは皮を楽しむのがメインですね。さすが宮廷料理で食べ方も贅沢です!
その宮廷料理が徐々に大衆化してきて、今ではリーズナブルなレストランでも食べられるようになりました。
サーブの仕方は独特で、焼きあがった北京ダック丸一匹をカートにのせて運んできて、オーダーしたお客の目の前で皮と肉を薄くさばいていくパフォーマンスが見れます。
宮廷料理のなごりがまだあるんですね!
北京ダックは通常オーダーするのに丸一匹もしくは半分で注文しなければいけないため、大人数で食べるのが良いでしょう。丸一匹の場合は最低6人以上いないと、北京ダックだけでお腹いっぱいになってしまいます。
なぜなら、皮と薄く切った肉を薄餅(バオビン)※1に包んで食べた後、切り残した肉は野菜と共に三杯※2の味付けなどで焼いて出てきたり(揚げたうす切りショウガとバジルがアクセントになっておいしいです!)、骨ごとスープにしたりと捨てるところなく食べつくすからです。
さすがに皮だけ食べて残りを捨てるのではもったいないですからね!
北京ダック丸一匹は結構なお値段がしますが、このようにいろいろな食べ方を楽しめるので、とても価値のある料理だと思います。
※1:小麦粉を薄くのばして蒸したもの。通常せいろに入れてサーブされます。
※2:醤油、米酒、ごま油の三種の調味料を一杯ずつ、合計三杯からめて調理したことが名前の由来。
おいしい北京ダックの食べ方
それでは 北京ダックのおいしい食べ方をご紹介いたします。
①せいろから薄餅を一枚とり、熱いので小皿に敷きなおします。
②薄餅の中央に薄く切った肉を1枚、その上に皮を一枚乗せます。
③皮の上にソース(甜麺醤をベースにした甘い味噌)をひとさじかけてさらにその上にトッピングのネギを一束添えます。
④最後に両サイドを折りたたんでからさらに上下を半分にたためば完成です。欲張って肉を多めに入れてしまうとはみ出してしまい、食感も悪くなるのでご注意ください!
台北でおススメの北京ダックが食べられるお店
・龍都酒樓(ロンドゥ・ジョウロウ)
台北市の日本人街林森北路(リンセンベイルー)にあり、日本人観光客がけっこう集まるお店。
広東風飲茶(ヤムチャ)のお店で、北京ダック以外に點心(デェンシン)とよばれるシュウマイや叉焼包などの小皿料理から伊勢海老まで楽しめるレストランです。
北京ダックは事前予約が必要なのでご注意ください。
個室※3もありますので宴会にも使えます。
※3:一人当たりの最低消費金額有
・天厨菜館(テェンチュー・ツァイグァン)
こちらは先ほどの龍都酒樓からほど遠くない、中山北路と南京西路の交差点にあります。
天厨菜館は「北京料理」とうたっており、宮廷料理の本場感を出しているのでしょうか、決して派手な店構えではないですが龍都と比べて落ち着いた雰囲気を醸し出しています。北京ダック以外の料理も比較的あっさりとした味付けの物が多いです。
大人数でガヤガヤしたいときは龍都を、家族や恋人とゆっくり過ごしたいときは天厨菜館をオススメします!
お時間に余裕のある方はぜひ両方のお店を食べ比べてみてください!
※私がおすすめする中華料理の調味料
最近はお家時間がふえたことによりご家庭で食事をする機会が多いですね。
ご家庭でも手軽に中華料理を楽しめる万能な調味料をいくつかご紹介いたします。
≫味の素「Cook Do」中華調味料:時短で作れる定番中華の素。
≫創味食品 シャンタン ペーストタイプ 中華スープの素:万能調味料。これさえあれば中華風に。
≫高級中華スープの素 味覇ウェイパー:定番の中華スープの素。
≫沙茶醤(サーチャージャン):台湾料理に欠かせない調味料。しゃぶしゃぶのタレや炒め物に最適です!
≫永川 豆鼓 250g:中華料理に欠かせない隠し味。家庭料理から本場の味に1歩近づきます。
≫老干媽 ラー油:風味豊かな本場のラー油。餃子や炒め物に合わせてください。
その他以前紹介した中華料理のブログはこちらからご覧ください。