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チンジャオロースとは?
数ある中華料理の中でも日本で大人気の料理【 チンジャオロース 】。本場中国でも人気の家庭料理の中の一つです。
日本のスーパーでも中華料理の素の中で人気の料理ですね!
日本人の間では【中華料理】というと、スーパーで売っている中華の素の料理を連想しますが、本場中国ではあのような料理はレストランで食べるものではなく、一般の家庭料理なのだそうです。
私は台湾に住み始めた当初、仲良くなった台湾人の友人たちとご飯を食べに行った際、何を食べたい?と聞かれたのですが、メニューを見ても感じばかりでよくわからなかったし、写真を見てもあまり馴染みのないものばかりだったので、とっさにひらめいた【チンジャオロース】と口にしたのです。
ところが友人たちは唖然とした顔で5秒後に、「それは家で食べてください」と言われてしまいました。
えっ?なんで?と思いましたが後日発覚したのですが、当日連れて行ってもらったレストランは、台北で結構有名な高級レストランだったそうです。
その高級レストランで家庭料理の【チンジャオロース】を頼むなんてありえないだろ!との反応だったみたいですね。
そもそも、そこのレストランに【チンジャオロース】のメニューはありませんでした、、、。
冷菜・熱菜
さてそんな苦い経験の【チンジャオロース】ですが、個人的には大好きな料理です。
チンジャオ=青椒(ピーマン)、ロースー=肉絲(細切り肉)の意味で、その名の通りピーマンと豚肉の細切りを炒めて醤油ベースの味付けをしたものです。
台湾で肉といえば豚肉、というほど豚肉がポピュラーです。
牛肉の場合は牛肉(ニョウロウ)、鳥肉は鶏肉(ジーロウ)。あとポピュラーなのは羊肉(ヤンロウ)です。
日本に帰ってきて、ほとんどどこにも羊肉が売っていないのにびっくりしました!台湾や中国ではどこのスーパーや市場にも売っているメッチャポピュラーな食材です。
羊肉は牛肉とかよりも脂分が少なく、なおかつ体を温める食材なので健康によいとされています。
そういえば台湾ではよく(冷菜)(熱菜)と言っており、どんな食材も体を温めたり冷たくしたりする効果があるそうです。
体を冷たくする効果のある食材ですと例えば、カニ、トマト、白菜、バナナなど。
逆に体を温める効果のある食材は羊肉、生姜、山椒、にんにくなどです。
年に一度付き合いで上海ガニを食べさせられていたのですが、食べると翌日必ずお腹を壊していました。
まわりからは「カニは 冷菜 だからね~。お腹冷やしたんでしょ。」とか言われていましてけど、本当だか疑わしかったです。上海ガニには寄生虫をたくさん宿していると聞くし。
私はなぜ上海ガニが嫌いかというと、足を噛んだり甲羅を割ったりする作業のわりにあの小さい体は食べるところがすくなく、効率が悪いところですかね。あと前足に毛が生えているのがなんだか嫌でした。
でも、好きな人は好きなんですよね!
青唐辛子入りのチンジャオロース
話を元に戻しましょう。
台湾にきてびっくりしたことがあともう一つ。台湾、中国のチンジャオロースにはタケノコが入っていませんでした!
日本の中華料理になれているとちょっと物足りない感じですよね。あと基本的に日本の中華料理は片栗粉が多めで、ドロッとしてますね。
本場の中華料理は麻婆豆腐でもチンジャオロースでも基本的にサラッとしています。
本場のチンジャオロースはタケノコが入っていない代わりに、輪切りの唐辛子やたまに、青唐辛子が入ったものもあります。ピーマンだと思って何気なく食べてしまうとえらい目に合いますね!
他にも豆鼓(ドウチ―)をいれたり、豆干(ドウガン)やジャコをいれてアレンジを聞かせてみたりもします。
皆さんも機会がありましたら青唐辛子などをいれてアレンジしてみてください。 豆干 は日本ではなかなか売っていないと思うので、高野豆腐で代用してみてはいかがでしょうか?
※私がおすすめする中華料理の調味料
最近はお家時間がふえたことによりご家庭で食事をする機会が多いですね。
ご家庭でも手軽に中華料理を楽しめる万能な調味料をいくつかご紹介いたします。
≫味の素「Cook Do」中華調味料:時短で作れる定番中華の素。
≫創味食品 シャンタン ペーストタイプ 中華スープの素:万能調味料。これさえあれば中華風に。
≫高級中華スープの素 味覇ウェイパー:定番の中華スープの素。
≫沙茶醤(サーチャージャン):台湾料理に欠かせない調味料。しゃぶしゃぶのタレや炒め物に最適です!
≫永川 豆鼓 250g:中華料理に欠かせない隠し味。家庭料理から本場の味に1歩近づきます。
≫老干媽 ラー油:風味豊かな本場のラー油。餃子や炒め物に合わせてください。